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「彩雲国秘抄 骸骨を乞う」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]


彩雲国秘抄  骸骨を乞う

彩雲国秘抄 骸骨を乞う

  • 作者: 雪乃 紗衣
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/03/27
  • メディア: 単行本



彩雲国物語シリーズの最後の物語。
ビーンズ文庫のシリーズの方が、「表(陽)」の話だとすると、こちらは「裏(陰)」の話。
心の闇や喪失、どうしようもなく欠けてしまったモノを抱えて生き、そして死んでいく者たち。
欠けたものとは何か。
どうすれば埋まるのか。
幸せとは。
本人にしか分からないモノであったり、本人には分からないモノであったり・・・
「陽」の姿ばかりを見てきたキャラ達の「陰」の部分を読む事で、キャラ達に「人」としての深みが増したように思えました。
悲しく、寂しく、仄暗く、でも、幸せも感じる話でした。
なぜ定価の高い単行本で出すのか? 文庫本で出して欲しかった。と思っていましたが、これは、文庫では無理。
単行本が相応しい話でした。
読んで良かった。
そして、シリーズを追いかけて来た人には、ぜひ、読んで欲しい一冊です。

9月に出るファンブックにも書下ろしがあるという事で、予約しました。
発売が楽しみです。

彩雲国物語 彩なす夢のおわり

彩雲国物語 彩なす夢のおわり

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/09/29
  • メディア: 単行本



2012-07-12読了

彩雲国秘抄 骸骨を乞う.jpg
 
タグ:彩雲国物語
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「彩雲国物語 紫闇の玉座(上・下)」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]

紫闇の玉座(上).jpg 「彩雲国物語 紫闇の玉座(上)」
 雪乃紗衣 (由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 648円+税
 2011年6月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

彩雲国を脅かす蝗害の回避策を求め、官吏として奔走する秀麗は、ついに異能の一族・縹家の全面的な支援を取り付ける。一方国王・劉輝は、全権を門下省長官の旺季に委任し、未だ沈黙を守っていた。飛蝗(ばった)の大群が迫る紅州へ馬を飛ばす旺季。そして瑠花と珠翠に後押しされ縹家を出た秀麗も、僅かに残されたおのれの命の刻限を自覚しながら、同じく紅州へと向かうが――。シリーズ第17弾、緊迫の最終巻「彩雲国物語 紫闇の玉座」(上)、ついに登場!!

紫闇の玉座(下).jpg 「彩雲国物語 紫闇の玉座(下)」 完結
 雪乃紗衣 (由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 819円+税
 2011年7月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

――残り時間は、一日足らず。それ以上は生きられぬ。縹家の大巫女・瑠花の力を借りて蝗害を鎮めた秀麗。しかしその決断は秀麗に残された時間を侵食し、生命を蝕んでいく。同じ頃、勢いを増す旺季を前に、国王・劉輝は苦悩していた。強力な後ろ盾も、官の信頼も失った自分が、果たして玉座にふさわしい者なのか。そして、彩雲国最大の危機が訪れる――。シリーズ第18弾、怒涛の最終巻「紫闇の玉座」(下)、ここに完結!!


8年間にわたって続いたシリーズが、ついに完結!
正直言って、劉輝は、王じゃなくなっても良いんじゃないかとも思ってました。
逃げるのでは無くて、確固とした考えを持って退くのなら、それはそれで良いんじゃないか、と。
そうすれば、秀麗も、官吏のままで嫁になれるし。
上下巻共に厚さもあり(特に下巻!)、内容もかなりの読み応えのあるもので、途中で辛くなるかと思ったのですが、コミカルな会話が健在なお蔭で、息が詰まる事無く、一気に最後まで読めました。
長く続いたシリーズを見事に纏め上げた結末で、本当に面白かった!
でも、もう少し読みたいので、番外編集を出して欲しいです。
 
「彩雲国物語 紫闇の玉座(上)」 2011-07-24読了
「彩雲国物語 紫闇の玉座(下)」 2011-07-29読了

 
タグ:彩雲国物語
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「彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]

蒼き迷宮の巫女 「彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女」
 雪乃紗衣 (由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 476円+税
 2010年4月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

異能の一族・縹家の宮で目覚めた秀麗。外界と隔絶された宮から出るには、大巫女・瑠花に会わねばならない。けれど彼女の居場所は分からず、異能「千里眼」を持つ珠翠を探すことに。一方王都では、史上最悪の大災害、蝗害に対し、重臣たちが協議を重ねていた。しかし対処の全権を委任した国王の劉輝は、ただ見守るだけ。珠翠探しと並行し、蝗害の対処法も探る秀麗は、劉輝の救いとなれるのか!? クライマックス直前の第16弾!!


まさに表紙の4人が頑張る1冊だったのですが・・・・・・楸瑛ったら・・・ほんと、残念な子。(泣)
旺季の話には、グッと来ました。
この話を、もっと早く劉輝に聞かせたかった。
いろいろな人たちの考えが語られるたびに、劉輝は、なんて多くの機会から目をそらし、無駄にしてきたのかと、もはや呆れるのも通り越し、このまま一般市民になった方が・・・・・・と思わなくもないですが、それだと可哀想なままなので、なんとかほんの少しでも挽回の機会がある事を祈ってます。
 
2010-04-05読了

 
タグ:彩雲国物語
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「彩雲国物語 暗き黄昏の宮」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]

暗き黄昏の宮 「彩雲国物語 暗き黄昏の宮」
 雪乃紗衣 (由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 476円+税
 2009年12月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

監察御史・紅秀麗が、任務半ばで姿を消した! その報は瞬く間に朝廷を駆け巡り、国王の紫劉輝は心を痛める。秀麗の安否は気になるが、一官吏の彼女を特別扱いできない。そんな王の心を汲み、側近の藍楸瑛は、密かに秀麗を捜すことを決意する。一方、秀麗と同行していた榛蘇芳が帰還。彼が語った驚きの事実に劉輝は絶句する。秀麗の身に危険が、劉輝の治世には暗雲が立ち込める!? 人気シリーズ第15弾、怒涛の最終章開始!!


とうとう最終章に突入です。
あらゆる方向からダメ出しをされる劉輝たち『五割引きナス組』。(笑)
自分の内にこもっていた “引きこもり時代” と、ほとんど仲良し(静蘭たち)とだけしか付き合っていなかった現在とで積み上げてしまった『ツケ』は、あまりにも大きく、取り返しがつかない事ばかりな上に、事態は切迫していて後悔する余裕も無い劉輝が、可哀想だけれど、自業自得でもあるし・・・・・・、ここから一気に名君になるのは無理でも、「まぁ、いいんじゃないの?」と言ってもらえるくらいには、何とか頑張って欲しいです。
作中いろいろある秀麗ですが、結局は、やっぱり『官吏』なのだな と、安心しました。
あらゆる事にガツンと決着付けて、貴陽に凱旋してしまえ。
 
2010-01-24読了

 
タグ:彩雲国物語
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「彩雲国物語 黄粱の夢」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]

黄粱の夢 「彩雲国物語 黄粱の夢」
 雪乃紗衣 (由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 552円+税
 2009年5月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

劉輝の父、覇王・戩華(せんか)の時代。愛蔵渦巻く朝廷で、必死に生き抜く第二公子・清苑を搦め捕った陰謀とは!? (「鈴蘭の咲く頃に」) 秀麗を支える天下無敵の二人組み、燕青と静蘭。交わるはずのなかった彼らの運命が交錯した夏を描く鮮烈な中編 (「空の青、風の呼ぶ声」) ほか、秀麗の父・邵可と母・薔君の宿命の出会いと命がけの求婚を描く、著者渾身の書き下ろしを収録!! すべての物語が現在につながる、究極&珠玉の外伝集!!


番外編短編集。
静蘭、燕青、邵可さん夫婦の過去話。
どれも重くて辛い話なのに、雪乃さん独特のコミカルさがあるお蔭で、重くなり過ぎる事はありませんでした。
子供燕青が、あんなにアホの子だとは、予想外でした・・・。
でも、あれだからこそ、静蘭を変える事が出来たのでしょう。
燕青も、かなり悲惨な過去ですが、ちゃんと救いがあって、安心しました。
そして、邵可さん!
格好良すぎるっっ!!
薔薇姫が、惚れるのも納得です。
娘(秀麗)に語って聞かせてあげられないのが、残念。
これに比べると、劉輝は・・・・・・とか思ったり。
彼にも、格好良い見せ場があると良いのですけど。(でも、基本が “ヘタレ” だからなぁ・・・)
 
2010-01-23読了

 
タグ:彩雲国物語
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「彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]

黒蝶は檻にとらわれる 「彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる」
 雪乃紗衣 (由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 514円+税
 2008年12月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】
 
吏部尚書・紅黎深解任の報で朝廷が騒然とする中、吏部侍郎・李絳攸の処分を検討するため、御史大獄が開かれることに! 絳攸を護ろうと必死な秀麗だけど、紅家の名に泥を塗られたと怒る紅姓官吏が、なんと一斉に出仕を拒否!! しかも、紅家の力で経済封鎖が行われ、王都の物価も高騰寸前!! 大変な事態に、犬猿の仲の同僚・陸清雅と対応に追われる秀麗は!? 王の官吏・秀麗の活躍は止まらない!! 人気シリーズ第14弾!!
 
 
表紙の清雅の意味深な色気にドキドキしながら読み始めたら――
仮面が、グルグル回ってる!? (爆笑)
仕事するキョンシー、爆笑する陰険魔人2号、そこかしこで繰り広げられるボケツッコミ!
なにやら今巻は、キャラたちが皆かなり愉快になっていて、面白い面白い。
しかし、読み進めるにつれ、深刻かつ緊迫した事態に。
読む手が止まらず、結局徹夜で一気読みしてしまいました。
今までの事件の欠けてたピースがはまり始め、全てが一つの方向へと集まり進み、「彩雲国物語」シリーズの大詰めへと向かいだした感じで、ワクワクします。
清雅のセクハラは、もはや「ドS鬼畜攻め的求愛」の域に達し、彼の指先が秀麗の顎にかかるだけでエロい・・・。
秀麗の恋愛の相手は、誰もが可能性が在るような無いような、まったく予想がつかなくなってきてますが、ぜひ清雅を!という気になってきました。
いろいろな期待にワクワクドキドキしながら、次巻の一日でも早い発売を待っています。
 
08-11-30読了

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「彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]

黎明に琥珀はきらめく 「彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく」
 雪乃紗衣 (由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 476円+税
 2008年5月発行
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】
 
藍州から帰還した監察御史の秀麗に届いた、驚きの報せ。なんと、吏部侍郎の絳攸が投獄されたというのだ! 罪状は、侍郎として、尚書・紅黎深の職務怠慢を止められなかったというもの。そして絳攸を追い詰めたのは、秀麗の天敵である御史・陸清雅。このままでは絳攸が辞めさせられてしまう!! この危機に、彼を弁護するため、立ち上がった秀麗だけど!? いよいよ絳攸の過去もあきらかに!? 国民的人気シリーズ待望の第13弾!!
 
 
『待望の13弾!』と言う事ですが(短編集は除いた数)、もっと出ているような気になる程、毎回内容量が多くて濃いです。
いつも読むたびに、「いったい、どのくらい先まで考えて話を書いているのだろう」と、ぜひ話の作り方を知りたいと思ってしまいます。
これだけの人数と、思惑の違うグループを動かし、それらを纏め、話に整合性を持たせるなんて、想像するだけでクラクラします。
前回で楸瑛の問題が収まったと思ったら、今度は絳攸が追い落とされ、さらには・・・・・・と、秀麗サイドは、皆かなりテンパリ続けの展開で、読んでいるこちらもハラハラしてしまいました。
緊迫したシリアスな展開の中でも、変わる事無いコミカルな会話には、ホッとします。
あらゆる所で迷子になる絳攸には、笑ってしまいました。
そして、本当に黎深さまは、愛情が空回りしまくって、もう泣けてくる・・・・・・。
愛情に関してここまで不器用だと、いっそ愛おしくなってきます。
この先、まだまだシリアスで辛い展開が続きそうですが、それぞれの行く末がどうなるのか、ワクワクしながら次巻が読める時が早く来るのを待っています。
08-05-03読了

タグ:彩雲国物語
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「彩雲国物語 隣の百合は白」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]

 「彩雲国物語 隣の百合は白」
 雪乃紗衣(由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 514円+税
 2007年11月発行
 【bk1】【livedoor】
 
年末武術大会の賞品は、アノお方の恋愛指南!? 秀麗(しゅうれい)を振り向かせるため、国王・劉輝(りゅうき)が男を見せる!? (「恋愛指南争奪戦!」) それは、少年・邵可(しょうか)が修羅の道を行く理由となった、たった一つのお伽話。 (「お伽話のはじまりは」) 他、悪鬼巣窟の吏部尚書にして、天つ才を持つ男・紅黎深(こう れいしん)が、大ボリューム書き下ろしで登場!! 妻・百合姫との数奇なる物語、絳攸との運命の出会い、そして悪夢の青春時代が今ここに!! 超豪華外伝集!!
 
 
まずは、表紙の『きょとんとしている秀麗の横で、攻防を繰り広げている黎深オジサマと劉輝』に、大笑い。
タイトル文字で隠れてますが、劉輝の手が、あとチョットの所で秀麗に届いてない所が、また良い!
(中に挟み込まれている新刊情報のチラシで、見る事が出来ます)
書き下ろしの話は、今までチラッと存在だけ出て来ていた黎深の妻・百合姫と黎深の話。
どんな人かなーと思ってたら、さすが、黎深の妻!
邵可とはまた別の、黎深使いの腕前を堪能させてもらいました。
黄奇人も、昔は純情で素直な可愛い青年だったのね・・・。
絳攸も、本当に昔っから苦労して・・・ (涙)
上記のあらすじの「絳攸との運命の出会い」は、「絳攸の地獄の運命を決定する出会い」の間違いでは・・・。
「悪夢の青春時代」は、「黎深以外の人間にとっての」と頭に付けなきゃいけないと思う。
色々な事件を生んだ伝説の国試の様子も分かり、とても面白かったです。

07-11-03読了

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「彩雲国物語 白虹は天をめざす」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]

 「彩雲国物語 白虹は天をめざす」
 雪乃紗衣(由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 514円+税
 2007年9月発行
 【bk1】【livedoor】
 
監察御史として、自分なりに歩み始めた秀麗(しゅうれい)。一方国王の劉輝(りゅうき)は、忠誠の証を返上して去った、側近の藍楸瑛(らん しゅうえい)を取り戻すため、藍州へ赴くことに! 案内役として、後宮に入った藍家の十三姫(じゅうさんひめ)を連れ、ひっそりと旅立った劉輝。そして、その後を追うのは秀麗のシゴトで・・・!? 迷える将軍・楸瑛、王として悩む劉輝、そしてちょっぴり複雑なキモチの秀麗の、それぞれの旅はどうなる!? 疾風怒濤の急展開・シリーズ第12弾、堂々登場!!
 
 
今回、今までよりも厚みがあって、その分、読み応えもありました。
登場以来、現実の理不尽さと自分自身の甘さに立ち向かう秀麗にとって必要な存在となってたタンタン君。
今回は、静蘭に続き、燕青にも認められていて、タンタン・ファンとしては嬉しい限りです。(酷い目にも合わされてたけど・笑)
燕青とタンタンの会話も楽しかったv
「たぬタンv」って。(笑)
本当にタヌキが好きだったのね。(少し疑ってました)
秀麗が監察御史になるまでの話は、いわゆる「乙女小説」で、秀麗を中心とした逆ハーレム話でした。
が、監察御史になってからは、秀麗に群がってた男共が、秀麗から自分自身のやるべき事へと意識を移し、それぞれ独立して動くようになって来て、話全体の雰囲気が変わってきました。
この巻は、重要な決断をする者が多く、特に重い雰囲気でした。
この先、誰が何をして、何が起こるのか、まったく読めません。
かなり色々と散りばめられている伏線も、どうなるのか、早く続きを読みたい!
次巻の発売は何ヵ月後ですか?
出来るだけ早く次巻をー!

07-09-25読了

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「彩雲国物語 青嵐にゆれる月草」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]

 「彩雲国物語 青嵐にゆれる月草」
 雪乃紗衣(由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 476円+税
 2007年4月発行
 【bk1】 【livedoor Books】
 
 
新たな職場 ・御史台(ぎょしだい)で働き始めた紅秀麗。新米の監察御史として、天才で天敵の美青年 ・陸清雅(りく せいが)と張り合いながら頑張る秀麗に、大きな仕事が舞い込んだ!! それは、王 ・劉輝の妃候補として命を狙われている、藍家の十三姫(じゅうさんひめ)の「身代わり」に、後宮に入ることで!? 劉輝のお妃問題に、揺れる秀麗の乙女ゴコロ、そして妹を後宮に入れることになった藍楸瑛の苦悩の行方は!? 清雅とのライバル関係も過熱気味(ヒートアップ)! 目が離せない第11弾!!
 
 
毎回、爆笑ポイントがいくつも有る「彩雲国物語」ですが、読み始めてイキナリの『羽羽(うう)殿の前世か?』には、爆笑しました。
黒と白のモコモコした鞠のようなモノノケ(?)を指しての、一言です。
うーさま! 作者にも登場人物にも愛されてますね(笑)
そして、清雅との口喧嘩のストレスを料理等でで晴らす秀麗と、その姿を恐ろしげに影から見守る静蘭と卲可さま。
二人を怯えさせるまでに逞しく成長したのね、秀麗。
清雅が秀麗の官吏としての能力を上げる原動力となり、タンタン君が、そんな秀麗の肩の力を抜けさせ、視野が狭くなったり、突っ走って行ったりするのを防ぐ。
いい感じのコンビネーションが出来てきました。
秀麗に対して、いろいろな顔や感情を見せてくるようになってきた清雅は、この先、秀麗の傍でどんな行動をとるようになるのか、楽しみです。
清雅は、秀麗に対して通常の恋愛感情のような物は、持たないんじゃないかなと予想してます。
恋愛よりも、もっと強い、「壊すなら自分の手で。殺すなら自分の手で。だが、絶対に屈する姿を見せるな。永遠に俺を楽しませろ。一瞬でも俺を失望させるな」みたいな感情を育てていくんじゃないかな、――と。
ぜひ、そうなって欲しい。(願望 ・笑)

今巻を読んで改めて思ったのですが、秀麗の周りには、自然と人材が集まって来ます。
が、それに比べて、劉輝の周りには、人材が少な過ぎる。
王様として、それは如何なものかと。
二人の違いは、自分から動いているかどうか、かな。
秀麗がガンガン動きまわり、台風のように周りをも巻き込んで行くのに対して、劉輝は、自分の傍にいる人間達とだけで話を進めて行こうとする。
でも、何やら変わろうとしているようなので、今後の劉輝の頑張りに期待します。

今回も、4コママンガ付きの栞が入ってました。
いい子だなぁ、リオウ君。
うーさまも、相変わらず可愛いv
これからも、毎巻、うーさま4コマを付けて欲しいです。

07-04-22読了

タグ:彩雲国物語
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