SSブログ

「彩雲国物語 青嵐にゆれる月草」 雪乃紗衣 [  ☆雪乃紗衣]

 「彩雲国物語 青嵐にゆれる月草」
 雪乃紗衣(由羅カイリ/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 476円+税
 2007年4月発行
 【bk1】 【livedoor Books】
 
 
新たな職場 ・御史台(ぎょしだい)で働き始めた紅秀麗。新米の監察御史として、天才で天敵の美青年 ・陸清雅(りく せいが)と張り合いながら頑張る秀麗に、大きな仕事が舞い込んだ!! それは、王 ・劉輝の妃候補として命を狙われている、藍家の十三姫(じゅうさんひめ)の「身代わり」に、後宮に入ることで!? 劉輝のお妃問題に、揺れる秀麗の乙女ゴコロ、そして妹を後宮に入れることになった藍楸瑛の苦悩の行方は!? 清雅とのライバル関係も過熱気味(ヒートアップ)! 目が離せない第11弾!!
 
 
毎回、爆笑ポイントがいくつも有る「彩雲国物語」ですが、読み始めてイキナリの『羽羽(うう)殿の前世か?』には、爆笑しました。
黒と白のモコモコした鞠のようなモノノケ(?)を指しての、一言です。
うーさま! 作者にも登場人物にも愛されてますね(笑)
そして、清雅との口喧嘩のストレスを料理等でで晴らす秀麗と、その姿を恐ろしげに影から見守る静蘭と卲可さま。
二人を怯えさせるまでに逞しく成長したのね、秀麗。
清雅が秀麗の官吏としての能力を上げる原動力となり、タンタン君が、そんな秀麗の肩の力を抜けさせ、視野が狭くなったり、突っ走って行ったりするのを防ぐ。
いい感じのコンビネーションが出来てきました。
秀麗に対して、いろいろな顔や感情を見せてくるようになってきた清雅は、この先、秀麗の傍でどんな行動をとるようになるのか、楽しみです。
清雅は、秀麗に対して通常の恋愛感情のような物は、持たないんじゃないかなと予想してます。
恋愛よりも、もっと強い、「壊すなら自分の手で。殺すなら自分の手で。だが、絶対に屈する姿を見せるな。永遠に俺を楽しませろ。一瞬でも俺を失望させるな」みたいな感情を育てていくんじゃないかな、――と。
ぜひ、そうなって欲しい。(願望 ・笑)

今巻を読んで改めて思ったのですが、秀麗の周りには、自然と人材が集まって来ます。
が、それに比べて、劉輝の周りには、人材が少な過ぎる。
王様として、それは如何なものかと。
二人の違いは、自分から動いているかどうか、かな。
秀麗がガンガン動きまわり、台風のように周りをも巻き込んで行くのに対して、劉輝は、自分の傍にいる人間達とだけで話を進めて行こうとする。
でも、何やら変わろうとしているようなので、今後の劉輝の頑張りに期待します。

今回も、4コママンガ付きの栞が入ってました。
いい子だなぁ、リオウ君。
うーさまも、相変わらず可愛いv
これからも、毎巻、うーさま4コマを付けて欲しいです。

07-04-22読了

タグ:彩雲国物語
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。