SSブログ
☆小説 (ま行)他 ブログトップ
- | 次の10件

「無貌伝 ~双子の子ら~」 望月守宮 [☆小説 (ま行)他]

無貌伝-1-双児の子ら.jpg 「無貌伝 ~双子の子ら~」
 望月守宮
 講談社 講談社ノベルス 1200円+税
 2009年1月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

人と“ヒトデナシ”と呼ばれる怪異が共存していた世界――。名探偵・秋津は、怪盗・無貌によって「顔」を奪われ、失意の日々を送っていた。しかし彼のもとに、親に捨てられた孤高の少年・望が突然あらわれ、隠し持った銃を突きつける! そんな二人の前に、無貌から次の犯行予告が!! 狙われたのは鉄道王一族の一人娘、榎木芹――。次々とまき起こる怪異と連続殺人事件! “ヒトデナシ”に翻弄される望たちが目にした真実とは!?


シリーズ1作目。
ノスタルジックな雰囲気が良く出ていて、小学生の時に読んだポプラ社版の「二十面相」とか「ホームズ」とかを思い出しました。
秋津は、外見が凄い事になってるのに反して、性格は気さくで人当たりが良く、無貌に顔を奪われた所為でヘタレてたりと、ギャップがなかなかに魅力的。
“ヒトデナシ”の存在や特徴が上手く使われていて、読み応えもあり、面白かったです。
次巻では、秋津の活躍が読める事を期待してます。
 
2011-10-26読了

 
タグ:無貌伝
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「首の姫と首なし騎士」 睦月けい [☆小説 (ま行)他]

首の姫と首なし騎士.jpg 「首(おびと)の姫と首なし騎士」
 睦月けい (田倉トヲル/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 495円+税
 2011年9月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

大陸の中心・フォルモント国。建国の英雄ジョセフの孫、シャーロットは。本を愛するインドア派の末っ子姫。自分を飾らず、お見合いにも失敗ばかりの彼女は、父王から“首なし騎士”、アルベルト・ホースマンと狩りに行けと命じられる。戦乱の時代、数々の首級をあげたという彼は、まるで抜き身の刃。しかもシャーロットを次の主候補に選び、つきまとってきて!? 選考委員会全員が注目!! 第9回小説大賞、奨励賞受賞作!!


新人さんのデビュー作。
新人らしからぬ安定した面白さと上手さでした。
デビュー作という事で熱意を込め過ぎたのか、読んでいて少々息苦しさを感じたりもしましたが、次巻では、かなり文章等がこなれているだろうと期待できる作家さん。
主人公のトラウマや、父王や兄たちの心情の書き方が、いまいち薄いのが残念。
とはいえ、2巻の発売も決まっているようだし、充分面白さは期待できるので、次巻も買います。
 
2011-09-25読了

 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「平安恋がたり 光の君の射止めかた」 めぐみ和季 [☆小説 (ま行)他]

平安恋がたり 光の君の射止めかた.jpg 「平安恋がたり 光の君の射止めかた」
 めぐみ和季 (中村龍徳/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 514円+税
 2011年7月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

妖力をもつ娘と契ると霊感が宿る――夜叉王・役小角に育てられた、妖の血を引く少女・紗那。人里離れた葛城山で妖たちと穏やかに暮らす彼女だったが、ある日、謎の美丈夫・一葉に京の都へと連れ去られてしまう! とまどう紗那に一葉は、ある人に霊感を宿らせるため『正体を偽り、彼と契れ』と命じる。そしてその相手とは、“光の君”(なのに超硬派で、愛想なし!)こと、完全無欠な元二ノ宮・鷹匡で!? 雅な華咲く平安恋物語、開幕!


「小角」と表紙絵に惹かれて購入。
ん~・・・ 悪くは無いんだが、いまいち乗れず。
主人公の恋心に萌えられなかったのが敗因か?
鷹匡の恋心の方が、ニヤニヤした。
あと、小角が「小角」である必要が、今のところ無いような・・・
う~ん・・・・・・
 
2011-07-31読了

 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「ムシアオの森、カササギの剣」 諸口正巳 [☆小説 (ま行)他]

ムシアオの森、カササギの剣.jpg 「ムシアオの森、カササギの剣」
 諸口正巳 (中村龍徳/絵)
 一迅社 一迅社文庫アイリス 590円+税
 2008年10月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

――その森に近づいてはいけない。 深く暗い森に迷い込み、化け物に襲われていた永山なゆたを救ってくれたのは、整った顔立ちをした双剣の騎士・鵲樟(シャクス)だった。帰る場所のない彼女を館に招き、不器用ながらも優しく接してくれる彼に、なゆたは次第に惹かれていく。しかし鵲樟には、なゆたが想像することもできない恐ろしい秘密があって・・・!? 孤独な少女と孤高の武人。惹かれあいながらも許されることのない想いの行方は・・・?


ファンタジー世界で騎士と少女のロマンスv・・・・・・と思って読み始めたら、そこは、とんでもない世界でした。
素敵なオジサマ達がいらっしゃる世界ですが、絶対に迷い込みたくないです。
生き残れる気がしない・・・
二人の間を阻む障害(問題)も、かなりヘビー(というか、グロ・・・)で、これからも大変だろうなぁと思います。
ただのロマンス話ではなく、椏人達の社会の仕組みや争いなどの話も盛り込まれ、この続きがとても気になるのに、出ていないのは残念です。
グロが駄目だったのですかね。
オジサマスキーにはお勧めの、素敵なオジサマたちが出ていたのに・・・、ほんとに残念。
 
2011-06-16読了

 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「幻獣降臨譚 1・2巻」 本宮ことは [☆小説 (ま行)他]

1-聞け、我が呼ばいし声.jpg 「聞け、我が呼ばいし声 幻獣降臨譚」
 本宮ことは (池上紗京/絵)
 講談社 X文庫ホワイトハート 580円+税
 2006年6月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

リアラ女神の加護のもと、精霊や幻獣が息づく世界。この国の少女たちは、生まれたときから精霊に守られて育つ。しかしそれは、月が満ち、大人になる儀式が終わって、精霊の代わりにより強大な「幻獣」が使役できるようになるまでのこと。リスタル王国の辺境に住むアリアは十四歳。期待と不安を胸に、いよいよ幻獣との『契約の儀』を迎えることになるのだが・・・・・・。本格異世界ファンタジー開幕!!

2-吠えよ、我が半身たる獣.jpg 「吠えよ、我が半身たる獣 幻獣降臨譚」
 本宮ことは (池上紗京/絵)
 講談社 X文庫ホワイトハート 580円+税
 2006年8月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

「我が名は光焔。汝を守護するものなり――」 無事に黄金の竜との契約をすませ、晴れて幻獣使いとなったアリアを待っていたのは、「アランダム騎士団の巫女姫」という大層な地位だった。戸惑いながらも、騎士団での暮らしに飛び込むアリア。しかしそれは、ここまで共に旅をしてきた聖従者の仲間と別れることであり、幼なじみと敵対する運命でもあった・・・・・・。本格異世界ファンタジー第二弾!


「幻獣降臨譚」シリーズ、第1・2巻。
生まれた時から精霊に守られ、その後はより強大な幻獣に守護される為、男性は迂闊に女性に悪さが出来ない上に、女性の出生率が低い為、結婚できるようになった途端に引っ張りだこのモテモテになるという、女性優位の世界・・・・・・、なんという逆ハーレム設定!
とはいえ、アリアは、ある事情から辛い目に遭うわけですが、そこを脱した後の待遇の差が、物語世界にリアルさを与えています。
かなり世界設定が作りこまれていて、世界に厚みを感じさせてくれます。
アリアの逆ハーレムの環は、着々と広がりつつあるものの、ラブはまだこれからと言う段階。
2巻までで既に何人もの男性キャラが登場していますが、ワタシ的一押しは、クルサード!
1巻での機転の利かせ方に、萌えた!
その他、ツンデレ坊やなど、各種タイプが揃っているので、彼らのこれからのアリアへの気持ちの変化が楽しみです。
 
「聞け、我が呼ばいし声 幻獣降臨譚」 2011-05-25読了
「吠えよ、我が半身たる獣 幻獣降臨譚」 2011-05-26読了

 
タグ:幻獣降臨譚
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「不死身のフジミさん 殺神鬼勧請」 諸口正巳 [☆小説 (ま行)他]

不死身のフジミさん 「不死身のフジミさん 殺神鬼勧請」
 諸口正巳 (タカハシ/絵)
 中央公論新社 C・NOVELSファンタジア 900円+税
 2008年1月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

出張先で突然、犬男に襲われた富士見さん。自称・医師の城田に助けられ、事なきを得たのも束の間、宿では謎の二人組みに捕まり「フジミ。三〇〇年ぶりだな」って・・・・・・その上、<アラズガミ>と戦えなんて、そんなこと言われても。なぜ自分ばかりがこんな目に? 不運な男・富士見さんに明日はあるのか!? アクション・ホラー(脱力系)ついに刊行!


表紙の狐面と、あらすじの「ホラー」の文字に、和風ホラーをイメージしてましたが、どちらかというと洋風ホラーな感じでした。(というか、エ〇リアン vs ジ〇イソン?)
そして、かなり血肉が飛び散るスプラッタ。
でも、どこかカラッとした書き方の為、読みやすかったです。
(ただ、本当に、血肉が千切れまくるは、飛び散りまくるはなので、苦手な方はご注意)
くたびれた感じの、ぼーっとしたお人好しのオジサン(42歳)な主人公を初め、オジサマ率が高くて、オジサマ好きとしては、それだけでも大喜びです。
特に、後半の城田さんが、格好良い!
何とか頑張って御役目を果たしたフジミさんですが、次巻は、どうなるのか。
(御眷族たちと城田さんに振り回されて、おろおろしてる姿が目に浮かびます。 苦笑)
全3巻らしいので、残り2冊も探してみようと思います。
 
09-10-24読了

 
タグ:殺神鬼勧請
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「時間商人 不老不死、売ります」 水市恵 [☆小説 (ま行)他]

時間商人 「時間商人 不老不死、売ります」
 水市恵 (カズアキ/絵)
 小学館 ガガガ文庫 571円+税
 2008年8月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

不老不死を必要とする者の前に、時間商人の助手は白い猫を連れて現れる。本塁打王を争うプロ野球選手・和敏、老いた容貌の少年・健太郎、人気絶頂に有る歌手のアツミ。それぞれの理由から老いを止めたいと願う彼らに提示される、時間商人トキタの契約。自分の寿命か金銭を支払えば、トキタは顧客に特別な10年間を提供する。それは老いず、怪我や病気をせず、絶対に死ぬことのない「期間限定の不老不死」。トキタの店に足を踏み入れた瞬間、人々は数奇な運命に導かれ始める――。


ネタとしては、さほど珍しくなくなった『不老不死』ですが、それが『期間限定の』となっただけで、こんな風に面白い使い方があるのかと、少し驚きました。
10年間の『不老不死』期間をどう使うのか。
それによって、何を得て、何を失うのか。
特別な「10年」が終わった後の人生をどう生きるのか。
『不老不死』になるだけで、望む物は全て手に入れられるような気になりますが、実際は、幸せになれるかどうかは、その人自身の生き方次第でしかないのだなぁ・・・などと、読んでいて思いました。
人間の欲望と現実があらわになるネタだけに、ブラックな話になるのかと思いきや、とても爽やかな話で、意外でした。
絵師さん買いの本でしたが、とても面白かったです。
 
09-04-21読了

 
タグ:時間商人
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「あかんべえ」 宮部みゆき [☆小説 (ま行)他]

あかんべえ 「あかんべえ」
 宮部みゆき
 PHP研究所 1800円+税
 2002年3月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】
 
料理屋「ふね屋」の一人娘・おりんは、家の中で見知らぬ女の子に会う。 どうやら、園子の姿は、おりん以外には、見えないらしい。 しかも、「ふね屋」に居たのは、その子だけじゃなく・・・・・・。 そんなある日、「ふね屋」で宴席の途中、抜き身の刀が暴れまわる幽霊騒ぎが起きた。 おりんは、その幽霊を何とかしたいと思い――。
 
 
久しぶりに宮部さんの本を読みました。
数年ぶりくらいかな。
そして、宮部さんの時代物を読むのは、初めてです。
出て来る言葉も、時代物初心者の私でも分かる物が殆んどで、とても読みやすかったです。
魅力的な人物たち。
謎の糸口を掴んだと思ったら、新たに現れる謎また謎。
それらが複雑に絡み合う、巧みな話運び。
特にラストの お梅は、ある種、鬼気迫るような勢いで、読む手を止められませんでした。
悲しさや寂しさも感じましたが、湿っぽさの無い、スカッとした晴れやかな読後感で、とても面白かったです。


私が読んだのは、単行本でしたが、文庫版も出ています。
あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)

あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 文庫

あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)

あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 文庫

 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「散歩屋さんの事件簿」 麻城ゆう [☆小説 (ま行)他]

 「散歩屋さんの事件簿」
 麻城ゆう(下村富美/絵)
 小学館 パレット文庫 524円+税
 2002年2月発行
 【bk1】 【livedoor Books】
 
 
大学生の結城勇樹(ゆうき ゆうき)は、叔母が経営する「ふれんど散歩社」で犬の散歩屋さんのアルバイトを始めた。いつものように、ミステリー作家、桜大作(さくら だいさく)の家のラッシーと朝の散歩の途中、誰も住んでいないはずの広い庭のある洋館の前で、突然ラッシーが異変を感じた。そして、その家から飛び出してきた子犬を助けたことが縁で、その豪邸の娘、御影百合花(みかげ ゆりか)の愛犬ポンの世話をすることになったのだが・・・・・・。 百合花の父で建築デザイナー御影祥三郎の遺産相続をめぐり、さまざまな仕掛の施された豪邸で、人々を惑わす奇怪な出来事とは・・・・・・!? 
 
 
思いのほか、しっかりとしたミステリー物でした。
館が舞台のミステリーと言えば、「館の見取り図」!
付いてなかったのが、残念でした。
「クマみたいな」と言われてしまう巨大コリーのラッシーと、甘えん坊のポメラニアンのポンが、とても可愛いです。
思わず人が恐がって避けてしまうほど巨大なコリーって、凄く興味がわきます。
見てみたい!
ラッシーの飼い主の大作も、なかなかに不思議な人で、もっと彼について知りたいと思わせられました。
シリーズ化してくれたら嬉しいなぁ。

06-11-28読了

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「青狼めざめる 時光の隊士」 槇ありさ [☆小説 (ま行)他]

 「青狼めざめる 時光の隊士」
 槇ありさ(桑原祐子/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 457円+税
 2004年6月発行
 【bk1】 【livedoor Books】
 

まっすぐな性格だけど、カッとなると我を忘れてしまうため、ケンカっぱやい高校生・浅野喬生(たかお)。そんな喬生の前に、ある日、ふたりの青年が現われる。彼らの名は、土方歳三と沖田総司。 ――幕末の世、「新選組」として時代を駆け抜け、ともに若くして命を落としたはずのふたりは、実は不老不死となって生き抜いていたのだ。謎の男たちに狙われる喬生を守るために戦う土方と沖田。喬生が狙われる理由と、その「正体」とは・・・・・・!? 
 
 
二人の名前で判ってしまう通り、新撰組を扱った話です。
新撰組に特別の興味も反発も無い私にも、面白く読めました。
土方と沖田の、互いに執着するドロドロとした感情。
いいですね~
とはいえ、全体的にはサッパリとした話になってます。
影王の思惑など、謎も沢山残されていて、これは続編の有る書き方だなと思ったら、どうやら本当に続編が出ているようです。
ぜひ、読ませていただきますとも!
 
〔追記〕
扉絵がとっても可愛いです!
ちびキャラ絵なのですが、それぞれの性格が良く出てます。
んが、雨潮が何か違うんですが…
本当は、こんなキャラなのですか……?

06-06-15読了

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:
- | 次の10件 ☆小説 (ま行)他 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。