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「あかんべえ」 宮部みゆき [☆小説 (ま行)他]

あかんべえ 「あかんべえ」
 宮部みゆき
 PHP研究所 1800円+税
 2002年3月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】
 
料理屋「ふね屋」の一人娘・おりんは、家の中で見知らぬ女の子に会う。 どうやら、園子の姿は、おりん以外には、見えないらしい。 しかも、「ふね屋」に居たのは、その子だけじゃなく・・・・・・。 そんなある日、「ふね屋」で宴席の途中、抜き身の刀が暴れまわる幽霊騒ぎが起きた。 おりんは、その幽霊を何とかしたいと思い――。
 
 
久しぶりに宮部さんの本を読みました。
数年ぶりくらいかな。
そして、宮部さんの時代物を読むのは、初めてです。
出て来る言葉も、時代物初心者の私でも分かる物が殆んどで、とても読みやすかったです。
魅力的な人物たち。
謎の糸口を掴んだと思ったら、新たに現れる謎また謎。
それらが複雑に絡み合う、巧みな話運び。
特にラストの お梅は、ある種、鬼気迫るような勢いで、読む手を止められませんでした。
悲しさや寂しさも感じましたが、湿っぽさの無い、スカッとした晴れやかな読後感で、とても面白かったです。


私が読んだのは、単行本でしたが、文庫版も出ています。
あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)

あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 文庫

あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)

あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 文庫

 
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