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「獅子の黒炎」 ふゆの仁子 [  ★ふゆの仁子]

獅子の黒炎 「獅子の黒炎」
 ふゆの仁子 (奈良千春/絵)
 竹書房 ラヴァーズ文庫 571円+税
 2007年10月発行
 【bk1】 【livedoor】 【楽天ブックス】
 
「眠れる獅子を起こすのが、あなたの仕事です」  世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その法務部に所属する弁護士の梶谷秀令(かじや ひではる)は、契約問題で上海出張を命じられる。しかし、上海の表と裏社会、両方の頂点に立つレオン・リーという若い男は、ウェルネスの上海出店になどまったく興味を持っていなかった。「でも、傲慢でプライドの高そうなあんたには興味がある」。レオンは、ウェルネスと契約をする代わりに梶谷に屈辱的な要求をしてくる。レオンに抱かれることと、決して裏切らないという覚悟の証に、その身体に刺青を入れること――。仕事の領域を大きく越えるレオンの要求だが、会社に逆らえない弱みがある梶谷は、苦渋をのみ・・・。
 
 
「龍の後継者」に登場したレオンの話です。
お相手は、ウェルネスの弁護士・梶谷。
いきなりヨシュアに対して高飛車に接し、そのうえ、自分の仕事能力に自信満々、どんな相手でも手の平の上で転がせるという "傲岸不遜" とも言える態度には、(それに伴うだけの実績が有るとは言え)かなり驚きました。
そんな梶谷とレオンが、どうやって恋人になるんだ? と不思議に思いましたが、二人が会った瞬間に納得。
フェロモン、恐るべし。(笑)
二人の初めてのエッチは、途中に回想も挟む為にかなり長く、思わずその間のページを掴み、厚みを確かめてしまいました。
刺青を彫るシーンは、毎回、梶谷のエロさと、レオンの彫り師としての真剣さを感じ、とても濃密な空間(時間)を感じました。
奈良さんのイラストも、とても素敵でした。
特に表紙!
本当は、ウェルネスのシリーズは、ティエンと高柳の物だけしか手を出さないつもりだったのですが、この表紙を見たら、買わずにはいられませんでした。
ぜひ、画集を出して欲しいです。
出たら、必ず買いますから、ぜひ、ぜひ!
08-04-09読了

タグ:ウェルネス
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「龍の後継者」 ふゆの仁子 [  ★ふゆの仁子]

龍の後継者 「龍の後継者」
 ふゆの仁子 (奈良千春/絵)
 竹書房 ラヴァーズ文庫 571円+税
 2006年10月発行
 【bk1】 【livedoor】 【楽天ブックス】
 
世界でも超のつく優良企業ウェルネス社。高柳(たかやなぎ)はそこで大手スーパーの香港出店を任せれている。立ち上げ当初はマフィアに邪魔され困難をきたしていたが、高柳の大学の同期であり香港最大のマフィアのトップ、ティエンに助けられた。その時に交わした「代償は肉体関係」の条件のせいでティエンとは恋人同士だが、香港を治める「龍」であるティエンの力を利用しようといくつもの影が動き始めている事も、自分がティエンの弱点である事も高柳は気がついていなかった。ティエンの忠告もむなしく、巧みに近づいてきた相手に高柳は翻弄され・・・。香港 vs 上海、その中にただひとり置かれた日本人高柳の運命の龍が動き出す――・・・。
 
 
「龍を飼う男」の続編。
表紙を並べたら、龍の身体が繋がるかなぁ・・・と思いましたが、繋がりませんでした。
ちょっと残念。
実は、購入してから今まで何度も拾い読みをしてしまっているので、感想が浮かび難くなってしまいました。
やっぱり、読まない時は読まない! 読む時は最後まで一気に読む! としないと。
勿体無い事をしてしまいましたが、何度も拾い読みをしてしまう程、魅力的な本です。

冒頭から、ウッカリな高柳 vs ちょっと意地悪な先生 で、イラストの冷たい眼差しの先生が素敵です。
この場は引き分けな感じでしたが、その後、前巻に引き続き、高柳の懲りない失敗の所為で大変な事に。
あらすじにも書かれているように、まさに『ティエンの忠告もむなしく』です。
しかも、それで起こる騒動の規模が大きいのには、驚きます。
世界の為にも、高柳には「慎重」と「疑う」を覚えて欲しいものです。
せめて、「ティエンの忠告には、絶対に従う」とか。
でも、そんな高柳に振り回されたり、小悪魔な誘いに煽られたりしながら、高柳を愛しむティエンのメロメロな様子が、好きです。
この本の後に、「創刊3周年記念BOOK ラブ・コレ」(竹書房 ラヴァーズ文庫)収録の番外編を読むと、笑えます。
この二人は、この先もず~っとこのままなのでしょう。
今回登場の魅力的な彫り師・レオンが主役の「獅子の黒炎」が、まだ未読だったので、このまま続けて読もうと思います。
 
08-04-07読了

タグ:ウェルネス
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「不夜城のダンディズム」 ふゆの仁子 [  ★ふゆの仁子]

 「不夜城のダンディズム」
 ふゆの仁子(やまねあやの/絵)
 フロンティアワークス ダリア文庫 533円+税
 2005年7月発行
 【bk1】 【livedoor Books】
 

「なんであんたみたいな奴が、こんな場所にいるんだ?」 新宿歌舞伎町のナンバーワンホスト・佐加井崇宏を初めて見た瞬間、奥山瑞樹は思わずそう口にしていた。上質で誰もが魅了されざるをえない美貌を持つ佐加井。そんな完璧な男にホストとしての教育を受けることになった瑞樹は佐加井に憧れ、少しでも追いつこうと努力するが・・・・・・。夜が香るゴージャス・ラブロマンス!
 
 
やまねさんの描くホストに惹かれて買いました。
麗しかった・・・v
瑞樹は、もともと女にモテモテで、ホストなんて女と遊んでお金が貰える、美味しくてチョロイ仕事だと思ってやって来た、ヤンキー青年。
佐加井は、丁寧な言葉遣いだけど、決して冷たい感じにならず、良い家柄のお坊ちゃんのようなほんわりポヤヤ~ンとした雰囲気の人物。(でも天然ではありません)
その佐加井が瑞樹の教育係になり、そのうえ同居する事にもなって――という、正直言って先が読めてしまう展開ですが、その分安心して読めます。
ん~、でも、もう少し(外部からの)障害が欲しかったかなぁ。
先輩達には、もう1回ぐらい根性見せてもらいたかった。

※ココからはネタバレ。(反転してます)
二人の初エチィの後、マイナス思考になった瑞樹が佐加井に遠回しな聞き方をするのが
気になりました。
彼の性格なら、はっきり告白した上で、ズバッと「何で、したのか」「自分の事を好きかどうか」聞くんじゃないかな。
自分でも「俺はバカだから、遠回しな言い方はしないし、されても分からない」と言っているし。
ここで誤解して別れなきゃならないのは分かるけど、瑞樹の言動が少し不自然に感じました。

06-11-12読了

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「龍を飼う男」 ふゆの仁子 [  ★ふゆの仁子]

 「龍を飼う男」
 ふゆの仁子(奈良千春/絵)
 竹書房 ラヴァーズ文庫 571円+税
 2005年10月発行
 【bk1】 【livedoor】 【BOOK・OFF Online】 【楽天ブックス】
 
高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。目的の相手は、大学時代の同級生、ティエン・ライ。香港での仕事をマフィアに邪魔され、失敗しそうな高柳は、最後の手段でティエンの交渉を持ちかけに来たのだ。交渉金のない高柳は、自分自身の身体をティエンに売るから、それでマフィアをなんとかしてほしいと頼む。必死な高柳に、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、妖しい取り引きを持ちかけてきた。「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」 危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷く自分の姿を高柳は見た…。
 
 
あらすじを読むと、BLに良くある鬼畜攻めのようですが、虐められてるのは、実はティエンでは、と思ってしまいました。
だって、いきなり昔の事で高柳に脅されてるし。
高柳は、あまり自分のした事(昔の話を持ち出した事)が、どれほど痛い攻撃か判ってないようですが、言われた方は、辛いなんてもんじゃないのでは・・・・・・。
可哀想なティエン。(涙)
それに、結構、優しい人だし。
少し、「お金がない!」の狩納さんを思い出しました。(可哀想具合が似てるというか何と言うか)
虐められっぱなしじゃ無い高柳の逆襲も、なかなかな小悪魔(いい年の大人だけど)です。
煽るわ、乗っかって誘うわ。
そして、奈良さんの絵が、エロさを倍増させていて良かったです。

06-09-14読了

タグ:ウェルネス
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