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「龍の後継者」 ふゆの仁子 [  ★ふゆの仁子]

龍の後継者 「龍の後継者」
 ふゆの仁子 (奈良千春/絵)
 竹書房 ラヴァーズ文庫 571円+税
 2006年10月発行
 【bk1】 【livedoor】 【楽天ブックス】
 
世界でも超のつく優良企業ウェルネス社。高柳(たかやなぎ)はそこで大手スーパーの香港出店を任せれている。立ち上げ当初はマフィアに邪魔され困難をきたしていたが、高柳の大学の同期であり香港最大のマフィアのトップ、ティエンに助けられた。その時に交わした「代償は肉体関係」の条件のせいでティエンとは恋人同士だが、香港を治める「龍」であるティエンの力を利用しようといくつもの影が動き始めている事も、自分がティエンの弱点である事も高柳は気がついていなかった。ティエンの忠告もむなしく、巧みに近づいてきた相手に高柳は翻弄され・・・。香港 vs 上海、その中にただひとり置かれた日本人高柳の運命の龍が動き出す――・・・。
 
 
「龍を飼う男」の続編。
表紙を並べたら、龍の身体が繋がるかなぁ・・・と思いましたが、繋がりませんでした。
ちょっと残念。
実は、購入してから今まで何度も拾い読みをしてしまっているので、感想が浮かび難くなってしまいました。
やっぱり、読まない時は読まない! 読む時は最後まで一気に読む! としないと。
勿体無い事をしてしまいましたが、何度も拾い読みをしてしまう程、魅力的な本です。

冒頭から、ウッカリな高柳 vs ちょっと意地悪な先生 で、イラストの冷たい眼差しの先生が素敵です。
この場は引き分けな感じでしたが、その後、前巻に引き続き、高柳の懲りない失敗の所為で大変な事に。
あらすじにも書かれているように、まさに『ティエンの忠告もむなしく』です。
しかも、それで起こる騒動の規模が大きいのには、驚きます。
世界の為にも、高柳には「慎重」と「疑う」を覚えて欲しいものです。
せめて、「ティエンの忠告には、絶対に従う」とか。
でも、そんな高柳に振り回されたり、小悪魔な誘いに煽られたりしながら、高柳を愛しむティエンのメロメロな様子が、好きです。
この本の後に、「創刊3周年記念BOOK ラブ・コレ」(竹書房 ラヴァーズ文庫)収録の番外編を読むと、笑えます。
この二人は、この先もず~っとこのままなのでしょう。
今回登場の魅力的な彫り師・レオンが主役の「獅子の黒炎」が、まだ未読だったので、このまま続けて読もうと思います。
 
08-04-07読了

タグ:ウェルネス
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