「砂はマのつく途の先！」「故郷へマのつく舵をとれ！」 喬林知

　「砂はマのつく途の先！」
　喬林知　（松本テマリ／絵）
　角川書店　ビーンズ文庫　４５７円＋税
　２００７年１２月
　【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

禁忌の箱のひとつ「凍土の劫火」があるという聖砂国で、ピンチに見舞われ、途方に暮れているおれ・渋谷有利の職業は魔王。一筋縄ではいかない同行者・小シマロン王サラレギーを牽制しつつ、頼れる仲間たちと何とか合流したおれは、砂の途の先に現れたオアシスに辿りつく。一方、おれの安否を気遣う友人の村田やうちの兄貴も、何だか大変なことになってきて・・・・・・！？　痛快爆走ファンタジー、まるマシリーズ待望の第１４弾登場！

　「故郷へマのつく舵をとれ！」
　喬林知　（松本テマリ／絵）
　角川書店　ビーンズ文庫　４３８円＋税
　２００８年６月
　【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

懐かしい眞魔国を遠く離れた異郷の地――ここ聖砂国で、思いがけない真打の登場に動揺するおれ、渋谷有利（職業・魔王）。禁忌の箱「凍土の劫火」を前に、大切な友達を人質にとられ、信頼していた「彼」はまるで別人のよう。衝撃の連続に息が詰まりそうなのに、事態はまさに「前門のゾンビ後門の騎馬民族」で、思考停止しているヒマもなく・・・・・・あーもう、どーすんのおれ！？　まるマ　シリーズ本編第１５弾、謎が謎を呼ぶ≪聖砂国編≫ついに完結！


『砂はマのつく途の先！』
衝撃のシーンで「続く」となって、どうなる事かと思ったけど、想像したような酷い事にならなくて、一安心。
でも、今度はあの人が大変な事になったりして、ユーリ的には全然一安心出来ない状況が続くわけですが、シリアス展開な所為か、何か策を練るときのユーリが、ちょっと魔王らしい賢い人に見えたりします。（不思議）
へなちょこユーリが好きなので、コメディ路線が懐かしいです。
番外編は、アーダルベルトとジュリア（または、マチョポニ・コンビ　笑）の話。
イイ話でした。
何だかホッとしました。

『故郷へマのつく舵をとれ！』
ついに「聖砂国編」完結！
ユーリは無事に事を収められるのか？　ムラケンは？　グリエちゃんは？　箱は？　と、この１冊で全て決着が付けられるのか心配でしたが、何と言うか「秘孔を突いた」かのようなまとめ方で、「その手があったか！」と思いました。
まぁ、問題は、まだまだ残ってはいますが、ひとまずユーリに笑顔が戻ったので、良し。
　

「砂はマのつく途の先！」　09-04-06読了☆
「故郷へマのつく舵をとれ！」　09-04-07読了☆

　

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