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「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸」 入間人間 [☆小説 (あ行)他]

1-幸せの背景は不幸.jpg 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸」
 入間人間 (左/絵)
 メディアワークス 電撃文庫 550円+税
 2007年6月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

御園マユ。僕のクラスメイトで、聡明で、とても美人さんで、すごく大切なひと。彼女は今、僕の隣にちょこんと座り、無邪気に笑っている。リビングで、マユと一緒に見ているテレビでは、平穏な我が街で起こった誘拐事件の概要が流れていた。誘拐は、ある意味殺人より性悪な犯罪だ。殺人は本人が死んで終了だけど、誘拐は、解放されてから続いてしまう。ズレた人生を、続けなければいけない。修正不可能なのに。理解出来なくなった、人の普通ってやつに隷属しながら。――あ、そういえば。今度時間があれば、質問してみよう。まーちゃん、キミは何で、あの子達を誘拐したんですか。って。 第13回電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作登場。


シリーズ第1巻。
「ダ・ヴィンチ」の小特集記事で興味を持ち、購入。
記事を読んだ時に思い浮かんだのは、乙一さんの『GOTH』でした。
歪な少年少女のイメージからだと思います。
読み始めると、なる程、噂通りに『戯言』が常に思い浮かぶ小説でしたが、この話には、この書き方が合っていると感じられたので、さほど気にせずに読み進められました。
軽くてサクサク読めたし、オチも面白かったが、もう少し情報量を増やして欲しかったというか、読み応えが欲しかったかな。
 
2011-02-15読了

 
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