「お嬢様とは仮の姿！」 喬林知

　「お嬢様とは仮の姿！」
　喬林知（松本テマリ/絵）
　角川書店　ビーンズ文庫　438円＋税
　2003年10月発行
　【bk1】【livedoor】
　
お嬢様とは仮の姿、エイプリル・グレイブスが祖母から受け継いだ裏家業は、誇り高きトレジャーハンター。相棒（ＤＴ）と共に依頼をこなすうち、亡き祖母が守り続けた禁忌の箱にたどりつく。だがそこに箱の"鍵"の持ち主と名乗る将校が現れて・・・・・・？　この世には、触れてはならぬ物が四つある。「風の終わり」「地の果て」「凍土の劫火」そして「鏡の水底」。　〇マ（まるマ）シリーズの謎が明らかに！？　秘密の（シークレット）ストーリー登場！
　
　
「まるマ」シリーズの外伝。
地球側での禁忌の箱がらみの話。
表紙の彼が、コンラートに見えて、ちょっとドキドキです。
いつもの「まるマ」よりもシリアスなんだけど、出て来る人たちは、やっぱりどこか変で、面白かったです。
ＤＴは、彼と二人きりの時、何があったの！？
すっごく気になる！
ケルナーの行動は短絡的で、通常なら「こいつ、アホだ・・・」と笑えるのですが、彼がナチスのＳＳなのを考えると、薄ら寒くなります。
ほんのりロマンスの香りも感じ・・・・・・るのは難しい、オテンバで強い主人公だけど、でも、微かに、微か～に香った気もする・・・・・・程度にはあったりして、この後二人がどう付き合って行ったのかも読んでみたかったです。
全体的に、「イ〇ディー・ジョ〇ンズ」風の冒険活劇になってます。
活字で読むだけじゃなく、映像で見てみたいと思わせられました。
今からでもアニメで・・・・・・と希望したいけど、アニメ版のストーリーと矛盾が出ちゃうから、無理ですね。
残念。

07-12-19読了☆

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