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「揺らぐ世界の調律師 2」 津守時生 [  ★津守時生]

 「揺らぐ世界の調律師 2」
 津守時生(やまねあやの/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 476円+税
 2007年11月発行
 【bk1】【livedoor】
 
変転の神・ネネストー神が治める大陸で、不安定な世界を謡うことで安定させる<調律師>と呼ばれる特殊能力者がいる。純真無垢な少年・ダリルは、その中でも世界を造り変える力を持つ<最高調律師>に選ばれ、霊獣の化身である香縁(こうえん)と蘭導(らんどう)とともに、<高御座(たかみくら)>をめざし旅をしていた。しかし、時を同じくして、他の霊獣たちの霊廟が次々とはぐれ調律師によって破られる。暗躍する他大陸の神に仕える霊獣たち、男装の王女、彼らの思惑とは一体――!? 津守時生、待望のシリーズ第二弾!!
 
 
雑誌の連載も読んでいるけど、文庫になって纏めて読めるのが本当に待ち遠しかった本です。
表紙のやまねさんのイラストも、淡くて落ち着いた色彩で素敵です。
香縁は、相変わらず擬似父親してるし、蘭導も、擬似母親役になりつつあるし。
(しかも、ちゃらんぽらんなダメ夫を持った、母親!  笑)
だんだんとダリルが可愛くなって来てそうな蘭導の様子も、可愛いです。
ダリルだけじゃ無く蘭導も、香縁や霊獣たちに可愛がられて(からかわれて遊ばれてる、とも言う。 笑)いて、1巻の時よりも、かなりアットホームな感じに。
旅の仲間に風の神獣・昴(白いフクロウ)が加わったり、その他いろいろと新キャラが登場し、一気に賑やかになりました。
どうやら神々の間でも何かが起こってそうな感じで、グッと物語世界が深く広くなり、ますます面白くなって来て、早くも次巻の発売が待ち遠しいです。

07-11-04読了

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