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「エラントリス 鎖された都の物語 上・下巻」 ブランドン・サンダースン [☆小説 (さ行)他]

エラントリス(上).jpg 「エラントリス 鎖された都の物語 上巻」
 ブランドン・サンダースン (橋 賢亀/絵)
 早川書房 ハヤカワ文庫FT 920円+税
 2006年8月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

かつて栄華を誇った都、エラントリス。そこは魔法の力で隅々まで光輝に満ち、突然の<変容>により選ばれた住人は神のごとく崇められた。だが十年前、魔法は突然崩壊する。以後都は汚泥に覆われ、<変容>に見舞われた人々は生ける死人となり果てた――そして今、<変容>が若き王子ラオデンの身に降りかかる。表向き死んだものとして廃都に送られたラオデンが、絶望の都で目にしたものは? 気鋭の新人が放つ衝撃のデビュー作。

エラントリス(下).jpg 「エラントリス 鎖された都の物語 下巻」
 ブランドン・サンダースン (橋 賢亀/絵)
 早川書房 ハヤカワ文庫FT 920円+税
 2006年8月
 【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】

帝国フィヨルデンの侵攻に抗する2つの小国、アレロンとテオド。2国間の同盟のため政略結婚を決めた王女サレーネは、アレロンに着くや相手のラオデン王子が亡くなったと聞く。帝国の侵略の先鋒である大主教ホラゼンと対立するなかで、サレーネはエラントリスの解放を目論むが・・・・・・ やがて堕ちた神の都にひそむ謎は明かされ、衝撃の結末が訪れる! 自由と希望を求め苦闘する人々の姿を描いた、21世紀の異世界ファンタジー。


久しぶりに読んだ海外物ファンタジー。
海外物は翻訳が合うかどうかが心配なのですが、今回はとても読みやすかったです。
美しい都市と、そこに住む神のごとき人々、傷を癒し、石を食べ物に変える事も出来る万能な魔法の力。
それらが一瞬にして失われ、汚泥と死人の都と化したのは、何故か?
アレロンに迫る帝国の侵攻は、防げるのか?
先鋒として送り込まれたホラゼンの計画は、成功するのか?
エラントリスに送られたラオデンは、そこで何を見つけるのか?
ラオデン王子・サレーネ王女・ホラゼン大主教の3人を主人公にし、それぞれの視点で話が進むお陰で、全体を把握する事が出来て、面白かったです。
敵である大主教に、意外やハラハラさせられどおしで、いつの間にか応援したくなってくるというか、気が付くと、一番好きなキャラになっていました。
すごく面白くて、充実した読書時間を得られました。
同作家さんの別のシリーズも面白いらしいので、そちらもいつか読んでみたいです。
 
「エラントリス 鎖された都の物語 上巻」 2011-06-04読了
「エラントリス 鎖された都の物語 下巻」 2011-06-08読了

 
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