「守り人」シリーズ 1・2・3巻 上橋菜穂子 [☆小説 (あ行)他]
「精霊の守り人」
上橋菜穂子
新潮社 新潮文庫 552円+税
2007年4月
【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。
「闇の守り人」
上橋菜穂子
新潮社 新潮文庫 590円+税
2007年7月
【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】
女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは――。バルサの故郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。壮大なスケールで語られる魂の物語。読む者の心を深く揺さぶるシリーズ第2弾。
「夢の守り人」
上橋菜穂子
新潮社 新潮文庫 552円+税
2008年1月
【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】
人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。女用心棒バルサは幼馴染みを救うため、命を賭ける。心の絆は、“花”の魔力に打ち克てるのか? 開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は? そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは? いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。
「守り人」シリーズの1・2・3巻です。
「精霊の守り人」と「闇の守り人」は、再読。
何年も前に読んだので、いろいろ忘れてて、ドキドキハラハラしながら読みました。
「精霊の守り人」は、アニメ化されたエピソード。
読みながら、アニメは、かなり上手くオリジナルエピソードを入れていたなぁと、改めて思いました。
初めは、女用心棒と皇太子だったのが、だんだんと母と息子のようになり、最後の別れでのチャグムの叫びは、心に突き刺さり、思わず涙してしまいました。
「闇の守り人」は、実は初読の時、「精霊の守り人」よりも先に読んでしまい、読み終わってからシリーズ物の2巻だと知って、慌てて「精霊~」を探して読んだ思い出があります。
槍舞いと、「山の主」の姿が印象的で、「守り人」シリーズと言うと、この2つのシーンが真っ先に思い浮かびます。
槍舞いを実際に見てみたいです。
「夢の守り人」は、今回初読。
前巻で「タンダに会いたくなった」と思ったバルサですが、そう簡単には帰れませんでした。
普段の人々の暮らしは、現実世界の少し昔の生活風景のようなのに、そこに多くの異界が重なって来るのが、なんとも不思議な感じです。
他所の感想で、「あの花は、何の為に出てきたのか?」と書かれているのを読みました。
あの花は、きっと「ただの異界の花」なのだと思います。
受粉と成長を<サグ>(目に見える普通の世界)に頼るという特徴が有るだけの、『普通の花』なんじゃないかと。
この世の花が、鳥や昆虫に頼って受粉し、種が他所に運ばれ根付くのに、特に使命や目的が無いのと同じように、ただ生きていただけなのではないでしょうか。
今回、気になってたバルサとチャグムの再会に、良かったなぁと思うと同時に、切なくて堪りませんでした。
「もう会えない」ではなくて、「再び会えるような国にしてみせる」という気概をチャグムに期待します。
今はまだ、シュガと二人がかりでも聖導師に全然太刀打ち出来ていなかったけど。(苦笑)
頑張れ。
上橋菜穂子
新潮社 新潮文庫 552円+税
2007年4月
【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。
「闇の守り人」
上橋菜穂子
新潮社 新潮文庫 590円+税
2007年7月
【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】
女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは――。バルサの故郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。壮大なスケールで語られる魂の物語。読む者の心を深く揺さぶるシリーズ第2弾。
「夢の守り人」
上橋菜穂子
新潮社 新潮文庫 552円+税
2008年1月
【bk1】【livedoor】【楽天ブックス】【イーブックオフ】【Amazon】
人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。女用心棒バルサは幼馴染みを救うため、命を賭ける。心の絆は、“花”の魔力に打ち克てるのか? 開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は? そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは? いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。
「守り人」シリーズの1・2・3巻です。
「精霊の守り人」と「闇の守り人」は、再読。
何年も前に読んだので、いろいろ忘れてて、ドキドキハラハラしながら読みました。
「精霊の守り人」は、アニメ化されたエピソード。
読みながら、アニメは、かなり上手くオリジナルエピソードを入れていたなぁと、改めて思いました。
初めは、女用心棒と皇太子だったのが、だんだんと母と息子のようになり、最後の別れでのチャグムの叫びは、心に突き刺さり、思わず涙してしまいました。
「闇の守り人」は、実は初読の時、「精霊の守り人」よりも先に読んでしまい、読み終わってからシリーズ物の2巻だと知って、慌てて「精霊~」を探して読んだ思い出があります。
槍舞いと、「山の主」の姿が印象的で、「守り人」シリーズと言うと、この2つのシーンが真っ先に思い浮かびます。
槍舞いを実際に見てみたいです。
「夢の守り人」は、今回初読。
前巻で「タンダに会いたくなった」と思ったバルサですが、そう簡単には帰れませんでした。
普段の人々の暮らしは、現実世界の少し昔の生活風景のようなのに、そこに多くの異界が重なって来るのが、なんとも不思議な感じです。
他所の感想で、「あの花は、何の為に出てきたのか?」と書かれているのを読みました。
あの花は、きっと「ただの異界の花」なのだと思います。
受粉と成長を<サグ>(目に見える普通の世界)に頼るという特徴が有るだけの、『普通の花』なんじゃないかと。
この世の花が、鳥や昆虫に頼って受粉し、種が他所に運ばれ根付くのに、特に使命や目的が無いのと同じように、ただ生きていただけなのではないでしょうか。
今回、気になってたバルサとチャグムの再会に、良かったなぁと思うと同時に、切なくて堪りませんでした。
「もう会えない」ではなくて、「再び会えるような国にしてみせる」という気概をチャグムに期待します。
今はまだ、シュガと二人がかりでも聖導師に全然太刀打ち出来ていなかったけど。(苦笑)
頑張れ。
「精霊の守り人」 再読 09-12-10読了☆
「闇の守り人」 再読 09-12-14読了☆
「夢の守り人」 09-12-19読了☆
「闇の守り人」 再読 09-12-14読了☆
「夢の守り人」 09-12-19読了☆
タグ:守り人
タグクラウド (シリーズ・タイトル名)
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