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「鬼平犯科帳 1」 池波正太郎 [☆小説 (あ行)他]

鬼平犯科帳-1 「鬼平犯科帳 1」
 池波正太郎
 文藝春秋 文春文庫 
 
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斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵。盗賊たちには“鬼の平蔵”と恐れられている。しかし、その素顔は義理も人情も心得た苦労人であ。彼を主人公に、さまざまな浮世の出来事を描き出し、新感覚の時代小説として評判高く、テレビに舞台に人気の集まる鬼平シリーズ第一巻。


ぜひ、いつか読んでおきたいと思っていて、母親と本の話をしていた時に、何気なく「読んでみたいなぁ・・・」と言ったら、速攻で「鬼平」全巻を抱えて持って来て、貸されました。
そんなに読ませたかったのか、母。(笑)
時代物初心者なので、少し警戒しながら読み始めたのですが、予想外に読みやすく、役職や風物についての説明も分かりやすくて、すぅ~っと物語世界に入り込む事が出来ました。
読む前までは、てっきり、鬼平の活躍話だと思っていたら、盗賊たちの方がメインな話でした。
1編が40ページ前後と短い話の中に、優しさや思いやり、幸せや不幸、善や悪、その他いろいろなものが溢れていて、登場人物たちが、確かにそこで「生きている」と感じられました。
読み終わって、最初に思い浮かんだのは、『人情』という言葉でした。
一気に何冊も読んでしまうよりも、1冊ずつ読み、ゆっくりと楽しみたいと思います。
 
09-03-25読了

 
タグ:鬼平犯科帳
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