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「天鵞絨の仮面」 松岡なつき [  ★松岡なつき]

 「天鵞絨(ビロード)の仮面」
 松岡なつき(櫻井しゅしゅしゅ/絵)
 小学館 パレット文庫 571円+税
 2005年8月発行
 【bk1】【livedoor】
 
フランス、ルイ13世陛下直轄の、固い結束で結ばれた銃士隊に所属するアルノーとジャン。人気者だが、銃士隊一の問題児にして色男のジャンは、サファイア色の瞳が美しいアルノーが大変なお気に入り。アルノーが嫌がるのを無視して、親友と決め込んでいた。ある朝、ジャンの介添えとして決闘に出かけたアルノーは、王に反発するリシュリュー枢機卿に捕まり『イングランド子爵のアーサーを誘惑しろ』と命令され・・・。だが、アルノーには枢機卿に逆らえない訳があり?! 枢機卿のもとから戻らぬアルノーを心配するジャンとアーサーの間でアルノーは・・・?! 恋と誘惑に揺れるワイルドな銃士たちを華やかに描いた、松岡ワールド!
 
 
松岡さんの銃士隊モノ!
そして、悪役はリシュリュー枢機卿!?
それだけで、大喜びして跳びついてしまいました。
期待に違わず、当時の風俗も織り込まれ、とても面白かったです。
アルノーは、ジャンとアーサー、どっちを愛するんだ!?と、ドキドキワクワクしながら読みました。
結局"彼"とカップルになった訳だけど、フラレた"彼"も幸せになって欲しかった。
3人で・・・・・・なんて、どうでしょう? (笑)
時々、軽く誘惑されて(浮気して)あげて下さい、アルノー君。
あとがきで松岡さんが書いていた、レスター監督の映画「三銃士」「四銃士」を、私も偶然思い出していました。
陰謀や策謀が蠢き、ちょっとした喧嘩が即決闘→殺し合いになる割りに、明るい、人の良い感じが好きでした。
最近の映画のような、お金をかけて作り込んだ派手さは無いのですが、そこが味があって良いんですよ。
懐かしさに、久しぶりに映画を見たくなりました。
大デュマが書いた原作も、映画「三銃士」の原作にあたる巻は読んだのですが、続きは未読のままです。
いつか全巻読みたいなーとは、思ってるんですけどね。
結構、長いんですよねー・・・・・・ (でも、いつか!)

07-12-15読了

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