「天地明察」 冲方丁 [☆小説 (あ行)他]
映画ももうじき公開の、話題の1冊。
時代物、暦作り、算術に興味を引かれたのですが、冲方さんはSFの人というイメージがあったので、あまり期待はしていませんでした。
しかし、読み始めてみると、面白いこと面白いこと。
史実は全く知らなかった私でも、とても楽しめました。
一つの事業に人生を費やすとは、どういう気持ち(覚悟)なのでしょう。
春海は満足そうでしたが、「他の事もしてみたかった」とか思ってしまったりはしないのでしょうか。
時代物2作目の『光圀伝』の発売も予定されているようで、楽しみです。
その前に、積んである『マルドゥック・スクランブル』全3巻も読まなきゃ。
2012-07-24読了☆
文庫版
マンガ版
なんだか、カレンダーも出るようですよ。
NK-8735 「天地明察」日めくり9号(2013年版カレンダー)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 新日本カレンダー
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: カレンダー
「しあわせのパン」 三島有紀子 [☆小説 (ま行)他]
「デ・コスタ家の優雅な獣」 喜多みどり [☆小説 (か行)他]
「舟を編む」 三浦しおん [☆小説 (ま行)他]
三浦さんは、以前から読んでみたいと思っていたので、人気の高いこの本を選んでみました。
「辞書」を作るのが、ここまで大変で、時間が掛かる事だとは、想像もしてませんでした。
皆、言葉や、その語釈に対する拘りが半端無いですが、その中でも、西岡の「辞書」に対する考えに、心が温かくなる気がしました。
私が使ってきた辞書も、こんな人たちの思いで出来上がってるのかもしれないと思うと、今更ながら愛着が湧いてきます。
読む前には興味を引かれたマンガ絵の帯とカバー下ですが、読み終わってみると、ちょっと合わないかな・・・とも思いました。
なんにせよ、読んで良かったと思う面白い本でした。
2012-07-16読了☆
「金星特急 3・4・5・6巻」 嬉野君 [ ☆嬉野君]
3~6巻を一気読み。
読み終わった直後からプチ入院したり、戻ってからも疲れが溜まってたりで感想書くのをサボってたら、感想を殆ど忘れてしまった・・・
雑誌掲載時の(登場時の)殿下が好きになれなくて積んでいたのですが、来月発売の小説ウィングスに完結話が掲載されると知り、一気に読んでみました。
スピード感も人間関係も事件も、やっぱり面白い!
本文中だけじゃなく、挿絵でも錆丸が少しずつ成長しているのが、楽しいです。
彼は、本当に成長したなぁ。
ここまでオトコマエになるとは、想像してなかった。
殿下も、最初の印象ほど嫌なヤツでも無かったし、月氏の皆も個性的で楽しいし。
キャラが多いのに、皆がちゃんと役割を持って動いているのが凄いです。
ただ、砂鉄とユースタスの展開は望んでいなかったので、ちょっと残念。
6巻以降の分も雑誌で読んだけれど、本当にあと1話で終わるんだろうか・・・
全てがどう収まるのか、楽しみです。
「金星特急 3」 2012-07-13読了☆
「金星特急 4」 2012-07-14読了☆
「金星特急 5」 2012-07-15読了☆
「金星特急 6」 2012-07-16読了☆
「金星特急 4」 2012-07-14読了☆
「金星特急 5」 2012-07-15読了☆
「金星特急 6」 2012-07-16読了☆
タグ:金星特急
「彩雲国秘抄 骸骨を乞う」 雪乃紗衣 [ ☆雪乃紗衣]
彩雲国物語シリーズの最後の物語。
ビーンズ文庫のシリーズの方が、「表(陽)」の話だとすると、こちらは「裏(陰)」の話。
心の闇や喪失、どうしようもなく欠けてしまったモノを抱えて生き、そして死んでいく者たち。
欠けたものとは何か。
どうすれば埋まるのか。
幸せとは。
本人にしか分からないモノであったり、本人には分からないモノであったり・・・
「陽」の姿ばかりを見てきたキャラ達の「陰」の部分を読む事で、キャラ達に「人」としての深みが増したように思えました。
悲しく、寂しく、仄暗く、でも、幸せも感じる話でした。
なぜ定価の高い単行本で出すのか? 文庫本で出して欲しかった。と思っていましたが、これは、文庫では無理。
単行本が相応しい話でした。
読んで良かった。
そして、シリーズを追いかけて来た人には、ぜひ、読んで欲しい一冊です。
9月に出るファンブックにも書下ろしがあるという事で、予約しました。
発売が楽しみです。
2012-07-12読了☆
タグ:彩雲国物語
・2012-07-12 最近の収穫本。 [・本日の収穫本]
一昨日くらいの収穫本だったと思う。
気になってたので試しで1巻だけ買ってきたら、まさかの上下巻。2巻を買ってきてから読みます。
完結巻が出ると聞いて、買い逃してた巻を購入。
映画に興味があるのだが、DVD高いので、まずは小説版に手を出そうかと。
単行本は定価が高いので、安い中古が出るまで待っておりました。2巻も欲しい。
図書館で借りる事も考えたけど、帯が見たかったので、購入。
収納場所的には文庫版の方が良いのだけど、1冊にまとまってる方が読みやすい気がして単行本版を購入。
「ジョジョ」特集。読んでみたいけど、巻数が多過ぎて無理。
DENGEKI Girl's Style (デンゲキガールズスタイル) 2012年 08月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/07/10
- メディア: 雑誌
「話虫干」 小路幸也 [☆小説 (さ行)他]
初読み作家さん・・・かな?
本の中に入り込み、どんどんと話を変えていってしまう「話虫」を退治(干す)する仕事を担った「図書館員」の話。
夏目漱石の「こゝろ」を元通りの話に戻すため、「話」の中に入り込んだが・・・
その発想と設定は面白かったのですが、あの“灰色”な方が登場した辺りから、なんだか何でも有りになったような感じがして、そのまま物足りない感じになっていって終わってしまった気がします。
これは、好みの問題なので、人それぞれだと思います。
そして、表紙からレトロさを求めて読むと、違ってしまうかなとも思います。
う~ん・・・
2012-07-07読了☆
「三千世界の鴉を殺し 14・15巻」 津守時生 [ ★津守時生]
ルシファの仇敵・アルジャハル教授登場。
きもい・・・ きも過ぎる・・・・・・
そして、まだ着任してから1ヵ月半だと知って、愕然。
ドラマCDのプチ文庫の頃に追いつくのは、いつになるのか・・・
久しぶりに読んだのですが、ただ会話してるだけのシーンが多いシリーズだなーと、改めて思いました。
会話自体は面白いから好きだけど、話が進まない要因のひとつがコレなんじゃないかと思ったり。
16巻が出版準備中らしいけれど、出るのは・・・いつになるだろう?
「揺らぐ世界の調律師」の方も、出来れば続きを・・・(渇望)
「三千世界の鴉を殺し 14」 2012-07-05読了☆
「三千世界の鴉を殺し 15」 2012-07-06読了☆
「三千世界の鴉を殺し 15」 2012-07-06読了☆
タグ:三千世界の鴉を殺し
「少年陰陽師 ひらめく欠片に希え」 結城光流 [ ☆結城光流]
「尸櫻編」開始。
昌浩は、3年経って、なんと成長した事か!
顔つきも凛々しくなったけど、身長が勾陣や敏次よりも高くなるとは。
成長期の男の子って、すごいなぁ。
今回、あらすじを読んで何事が起こったのか!?と驚いたが、実は・・・ と安心させて、ほのぼのさせておいて・・・の、あのラスト。
結城さんの手のひらの上で踊らせられた1冊でした。
今回も、一際切ない話になりそうだなー
先が知りたくて堪らないので、次巻が出るのが待ち遠しいです。
2012-07-04読了☆
タグ:少年陰陽師
タグクラウド (シリーズ・タイトル名)
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