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「天国に手が届く」 夕映月子 [★BL 小説 (や行)他]

天国に手が届く.jpg 「天国に手が届く」
 夕映月子 (木下けい子/絵)
 新書館 ディアプラス文庫 560円+税
 2010年12月
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登山が趣味の会社員・佐和は、あこがれの登山愛好家・小田切に出向先で出会った。思い切って山に誘うが、小田切の心の傷になっている、亡き有名登山家の叔父・叶(かなえ)の話を持ち出したせいで、冷たく断られてしまう。ある日、一人でクライミングに来た佐和は、偶然同じ場所に来ていた小田切が原因の落石でケガをする。彼の罪悪感に半ばつけこむように、登山の約束を交わすが・・・・・・? 孤独な心に寄り添う、天上の恋。


デビュー作らしからぬ安定した文章と話で、安心して読めました。
二人の心が少しずつ近づき、バディとしての信頼が愛情に変わっていく様子が自然で、その「信頼」も「愛情」も純粋なものに感じられ、キャラにも話にも好感が持てました。
ただ、“予備日”は、不測の自体の為に使うものであって、こういった使い方は、ちょっと・・・。
最後まで登山家として守るべき一線を守った上での恋愛話だったら・・・・・・と、そこだけが残念でした。
 
2011-09-30読了

 
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