SSブログ

「 DESPERADO 」シリーズ 第1部(全4巻) 柏枝真郷 [  ★柏枝真郷]

1-時が過ぎゆきても 「時が過ぎゆきても」 第1部 1巻
 柏枝真郷 (如月七生/絵)
 光風社出版/発行 成美堂出版/発売 クリスタル文庫 552円+税
 1998年6月
 【bk1】【livedoor】【イーブックオフ】【Amazon】

元刑事のさえない私立探偵クラークと、黒髪と緑の瞳でひときわ目を引く美貌の青年アンソニーの二人が、摩天楼の谷間に生きる人々の哀歓とそこに展開される哀しい事件の数々を追って・・・・・・。大都会の裏街で、片寄せ合う傷ついたはぐれ者たちにも一条の愛の光は射すのだろうか!?

2-サマータイム 「サマータイム」 第1部 2巻
 柏枝真郷 (如月七生/絵)
 光風社出版/発行 成美堂出版/発売 クリスタル文庫 514円+税
 1998年10月
 【bk1】【livedoor】【イーブックオフ】【Amazon】

・・・強盗に惨殺された娘夫婦が発見されたとき行方不明になってしまった孫の捜索を老人に依頼された探偵のクラークと恋人アンソニーも、錯綜する人の思いが引き起こす悲劇の渦に巻込まれて・・・・・・セピア色にくすむ思い出を紡ぎ、大都会の片隅に流れる優しい子守唄は愛しき者へのメッセージか!? ≪好評シリーズ第2弾≫

3-鎖の封印 「鎖の封印」 第1部 3巻
 柏枝真郷 (如月七生/絵)
 光風社出版/発行 成美堂出版/発売 クリスタル文庫 495円+税
 1999年5月
 【bk1】【livedoor】【イーブックオフ】【Amazon】

父親殺害未遂の容疑者であるラルフ少年が再度の自殺未遂を計った警察病院で、同じ頃に詐欺師の脱走事件が・・・。私立探偵クラークはこれらの事件のパズルを解きつつも、入院中の恋人アンソニーとの愛が束縛やしがらみとなることに悩む。所詮ならず者たちは彷徨う運命なのか!? ≪デスペラードシリーズ第3弾≫

4-メルセデス・ベンツ 「メルセデス・ベンツ」 第1部 4巻
 柏枝真郷 (如月七生/絵)
 光風社出版/発行 成美堂出版/発売 クリスタル文庫 495円+税
 1999年11月
 【bk1】【livedoor】【イーブックオフ】【Amazon】

「あなたが私を愛してるって証明してよ」 願うほどにせつないそんな歌が流れる都会の雑踏の中の混迷を極めた殺人事件・・・・・・何をしても何を手に入れても満たされない愛に溺れた孤独な魂が男を狂気に駆り立てる・・・・・・私立探偵クラークと恋人アンソニーが事件を乗り越え新しい一歩を踏み出すシリーズ第一部完結。


「DESPERADO」シリーズ、第1部全4巻を一気読みしました。
元・刑事で、過去に妻を事故で亡くしている私立探偵クラーク(通称・デス)と、彼の恋人で大学生のアンソニー(トニー)が、色々な事件や人々に出会いながら、二人の愛を模索する話。
デスが本来ゲイじゃない事や、アンソニーの過去やコンプレックス、その他いろいろな事から、愛し合っているのに、どこか上手くかみ合わない、常に綱渡り状態のような不安定さで、始終ハラハラしてしまいました。
予想外にガッツリと二人の間に食い込んでしまったお邪魔虫には、かなりイライラさせられましたが、この強引さがトニーにも少しでもあれば、もっとスムーズに幸せな日々を送れそうなのに・・・とも思いました。
もしくは、デスに、トニーの不安ごと抱きしめられる程の包容力と安定感があったなら・・・・・・。
読みながら、「もうダメかも・・・。いったん二人は、ここで別れちゃうのかも・・・(泣)」と、何度思ったことか。
二人が出会う事件も、誰かが誰かを想うがゆえの、切なく遣り切れない物だったりして、全体的にトーン暗め・テンション低めですが、デスとトニーの周りに居る人たちが、みんな思いやりのある素敵な人たちばかりなので、暗い中にもほんのりと灯りが灯っているような、救いを感じます。
4巻で、新しい一歩を踏み出した二人ですが、その事が、二人にどんな変化をもたらすのか、お邪魔虫は追い払えるのか(笑)、非常に気になるので、早く第2部(こちらは単行本のみ)も手に入れたいと思います。
 
「時が過ぎゆきても」 09-04-12読了
「サマータイム」 09-04-13読了
「鎖の封印」 09-04-15読了
「メルセデス・ベンツ」 09-04-15読了

 
タグ:Desperado
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。