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「花に降る千の翼」 月本ナシオ [☆小説 (た行)他]

花に降る千の翼-1 「花に降る千の翼」
 月本ナシオ (増田恵/絵)
 角川書店 ビーンズ文庫 457円+税
 2005年8月発行
 【bk1】 【livedoor】 【楽天ブックス】
 
南の島国タリマレイ。第一王女イルアラは、活発で明るい太陽のような少女。王族に必須の、神や精霊(チェリッド)と意思を通じる能力(ナドゥル)を持たないため、鳥の神の息子である幼なじみエンハスを護衛役に、なんとか王位継承者として認められようと奮闘中! そんな中彼女は、大国バラーバルのシーハン王がタリマレイを狙っていると知り、エンハスらを連れて王のもとにのりこんでいくが――!? 審査員絶賛! 第3回ビーンズ小説大賞優秀賞受賞!!
 
 
「花に降る千の翼」シリーズ、第1巻。
主人公のイルアラは、元気でおてんば、思いやりもあって、頭の回転も速い少女で、わりと予想通りでした。
そのイルアラの傍にいつも居るエンハスは、イルアラと一緒に島を抜け出して怒られたり、片想いをからかわれたり、拗ねたりヤキモチを焼いたりと、とても普通の少年ぽくて、読む前の予想(落ち着いていて、イルアラのストッパー役)を楽しく裏切られました。
かなり男前なイルアラと、秘めた恋心(でも、イルアラ意外にはバレバレ)に振り回されてグルグルしているエンハスのコンビ(まだ、カップルとは言えない状態)は、可愛いやら、微笑ましいやら。
エンハスの方が、意外に乙女なのには驚きました。
イルアラは、鈍過ぎるので、この先に進むのは、大変そう・・・
頑張れ、エンハス!
シリーズ通しての敵役は、あの人物で決定・・・なのかな?
正体、動機などがこの巻で説明されてしまうのが、ちょっと残念。
もっと謎のまま引っ張って欲しかったです。
08-04-12読了

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